大きくする標準にする小さくする  

病理診断科

スタッフ

常勤医

齊藤 昌宏

診療部長

日本病理学会専門医
日本臨床細胞学会専門医

高橋 さつき

臨床検査科科長

日本病理学会専門医
日本臨床細胞学会専門医

 
診療内容と実績
1.2013年業務実績
生検および手術病理組織検査件数 3,586件
術中迅速組織診断件数 223件
剖検 28例
免疫染色件数 176件
細胞診検査件数(検診除く)3,861件
診療部長の齊藤昌宏と臨床検査科科長の高橋さつきの病理医2名が勤務している。技師5名、検査助手1名(科長以外は臨床検査科に所属)のスタッフとともに病理・細胞業務を担っている。2002年後半に日本病理学会の認定病院に認定され、病理医の研修も可能な施設となった。日本臨床細胞学会よりは、2004年度から認定施設、2009年度から教育研修施設とされている。
 
1)剖検

 

 

2013

 

 

2012

 

 

2011

 

 

死亡

剖検

死亡

剖検

死亡

剖検

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消化

118

1

1%

124

6

5%

122

4

3%

消化器

 

 

 

 

 

 

355

10

3%

二内

循環

144

7

5%

151

3

2%

 

 

 

循環器

呼吸

155

4

3%

137

4

3%

 

 

 

呼吸器

52

0

0%

38

0

0%

 

 

 

血液

78

4

5%

70

2

3%

84

4

5%

4

0

0%

1

0

0%

3

0

0%

整形

1

0

0%

0

0

0%

1

0

0%

小児

6

0

0%

4

0

0%

5

0

0%

耳鼻

泌尿

25

0

0%

21

1

5%

23

1

4%

泌尿器

産婦

6

0

0%

6

2

33%

6

0

0%

産婦人

45

2

4%

47

1

2%

78

0

0%

脳外

心臓

5

2

40%

3

0

0%

8

4

50%

心臓外

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

639

20

3%

604

19

3%

685

23

3%

合計

2013年の剖検は28例(市立横手病院からの依頼は2例)。院内死亡者は639名で、剖検率は3%であった。死亡数が2011年685、2012年604、2013年639となっているため剖検率はひとけた台のパーセントになっている。大学病院などとは異なり末期患者も終末期まで責任を持つ地域中核病院では、院内死亡多数となるのは避けられない。様々な資格認定のラインとしては、剖検率そのものよりも、ベッド数の一定割合いの剖検数が現実的であろう。病床数、死亡数ともに多いのは旧第二内科であるが、剖検率は外科も健闘した。
剖検例の主病変の内訳

悪性腫瘍

7

 

 

主病変の不一致

7

 

上皮性

6

 

潜在癌 (甲状腺2,1)

3

 

乳癌

1

 

肝腫瘍破裂→肝膿瘍破裂

1

 

肺癌

1

 

肺炎→老人性アミロイ

 

 

胃癌

1

 

ドーシス+肺水腫

1

 

前立腺癌

1

 

肺炎→上行性腎盂腎炎

1

 

脳腫瘍

1

 

心不全→心不全+偽膜性腸炎

1

 

非上皮性

1

 

 

 

 

胆嚢肉腫

1

心肺停止状態搬送

7

循環障害

10

 

大動脈解離/破裂

2

 

大血管

9

 

溺水/風呂

2

 

心不全

4

 

肺癌

1

 

大動脈解離/破裂

3

 

急性出血性膵炎

1

 

急性心筋梗塞破裂

1

 

K血症/消化管出血

1

 

心房中隔欠損/脳梗塞

1

3

 

1

 

特発性間質性肺炎

1

 

くも膜下出血

1

 

気管・気管支炎
(
インフルエンザ
)

1

主な感染症

3

 

 

/急性上行性腎盂腎炎

2

 

アナフィラキシー

1

 

偽膜性腸炎

1

 

 

 

悪性腫瘍は7例(上皮性6例、非上皮性1例)。
心肺停止状態で運ばれ、剖検となったのは7例。
循環器系疾患以外も解明された。
臨床的主病変と剖検結果の不一致は7例。
循環障害10例(心・大血管9例、脳1例)。
高齢化に伴い、慢性心不全の症例がやや増加している。全身臓器の消耗で合併症も複数存在しがちである。
主な感染症は3例。寝たきり状態の症例で、上行性腎盂腎炎が予想以上に拡がっていた。
癌の既往として術後治癒が確認されたのは、胃癌4例、直腸癌1例、甲状腺癌1例であった。
原発不明癌の確認が1例もなかったのがさびしい。
腫瘍とそれ以外の疾患に、機能的な問題も複合する傾向で、高齢化社会の一面を現している印象。

 
病理検討会(月一回、月末水曜17時から)の内容について

剖検総数の減少に伴い、全例のプレゼンテーションが可能になっている。基本的にすべての剖検例について、剖検後2-4ヶ月以内に最終剖検診断を提出している。検討会の一週間前に、検討会の案内とともに、病理側から見た各症例の問題点、検討点を掲示することにより、臨床医の参加を促している。
 各担当臨床科に加え、専門医や放射線科医(市立横手)の積極的参加で、臨床側説明に画像の解説・再検討が加わり、病態の解析がより深まっている。参加医師数は研修医を含め毎回10数名に上り、討論を活発化できた。また市立横手病院の医師や、病理以外の技師(生理・微生物担当)も参加している。
 2004年度から臨床研修義務化に伴い、CPC研修2例を必修としている。初期研修医の症例が優先的に検討されるよう、内科・外科・救急外来などの応援をお願いし、研修医学年上下の連携もあって、2年間で全員に2症例ずつがほぼ行き渡った。

 
2)生検

2013

迅速

2012

迅速

2011

迅速

1003

0

1153

0

1165

1

 

 

 

 

 

187

12

二内

循環

45

0

35

0

 

 

 

呼吸

89

0

88

0

 

 

 

55

8

75

20

 

 

 

896

164

968

171

952

158

外科

22

 

12

 

31

 

整形

28

 

10

 

18

 

皮膚

0

 

0

 

1

 

小児

164

33

155

13

160

23

耳鼻

3

0

5

0

5

0

眼科

泌尿

313

0

299

5

263

1

泌尿器

産婦

292

2

311

6

361

16

産婦人

20

6

33

13

39

16

脳外

心臓

58

 

62

 

63

 

心臓外

592

6

613

2

556

4

形成

1

 

2

 

1

 

歯科

5

4

36

35

39

39

外部

3586

223

3857

265

3841

270

合計

ブロック数

10,953

 

12,470

 

12,161

 

ブロック数

2013年件数は3,586件、前年比4%の減少。
科別に見ると、形成外科件数はコンスタントに多数となっている。外科件数がやや減少。
術中迅速は223件。乳腺を含む外科からの依頼が定着している。院外依頼は2012年度にて停止。
標本作製の基礎となるブロック数はやや減少。乳癌に対する温存手術と外科全般の手術、消化器科ESD件数の増加により、全体の検体件数が減少するも、ブロック数は相対的には減少しなかった。免疫染色全体の件数は176件と増加、うち乳腺が77件である。
オーダーメイド医療の発展に伴い、化学療法選択のために病理組織未染標本や細胞診検体を提供するようになった(表4)。肺癌で第一にはゲフィニチブ選択のための EGFR変異検索である。非小細胞肺癌で検索可能なものはすべて提出しているので、腺癌例の60%に変異検出、という平均とは異なる数値となっている。2007年から2013年までのべ数は435件である。クリゾチニブ選択のためのALK転座の検索も2012年から始まった。大腸癌でのセツキシマブ選択用、k-ras変異検索は2008年から始まり、のべ109件に達している。こちらは、化学療法適応症例に対しての検索となている。
 
3)テレパソロジーによる遠隔病理診断
厚生連9病院には顕微鏡をネットワークでつないだテレパソロジー機器が導入されている。保険点数も収載され、事務方により契約が結ばれている。現在は北秋田市民病院の外科手術時に不定期ながら行われ、2013年は6件の実績があった。
 

 



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